カフェレシピ ①
アンザックビスケット
旅先ではホームステイをさせていただくことが多いのですが、一般家庭での楽しみの1つはその土地ならではの家庭料理。
帰国後は復習のため、しばらくはそればっかり作ってます(笑)
2016年、メルボルンから車で2時間のトラファルガーという田舎町へ。とても親切なカップルのお家に滞在させていただき、のんびりお料理やお菓子作りを楽しみました。
そこで教わったレシピの一つ(うちのカフェでも度々登場しました)アンザックビスケットをご紹介します。
【 アンザックビスケット 】
オーストラリアの定番菓子のアンザックビスケットは、どの家庭でも一般的に作られます。
名前の由来は、第一次世界大戦中にイギリスと共に戦ったオーストラリアとニュージーランド連合軍(Australian and New Zealand Army Corps)の頭文字をとったANZACです。
彼らの無事を祈りながら兵士達の妻や母親が焼いては戦地へ送ったのが「アンザックビスケット」だそうです。
【 材料 】
・薄力粉125
・ロールドオーツ(オートミール)187
・乾燥ココナッツ125
・砂糖125
・塩 ひとつまみ
・沸騰した水 20ml
・バター 55g
・ゴールデンシロップ 10ml
・ベーキングパウダー 2.5ml
オーストラリアと日本では分量表記が異なります
例えば、1cupは日本では200mlですがオーストラリアでは250ml、大さじ一杯は日本では15mlですがオーストラリアでは20mlです。
日本のキッチン用具を使用する場合には換算が必要です。
オーストラリアの計量基準
・1cup 250ml
・1tablespoon 20ml
・1dessertspoon 10ml
・1teaspoon 5ml
日本ではなかなか手に入らない材料
・self raising flour
オーストラリアの小麦粉には、plain flourとself raising flourがあります。日本でいう一般的な薄力粉はplain flourです。self raising flourはベーキングパウダーや安定剤といった添加物があらかじめ入っています。私は薄力粉で代用します。
・golden syrup
イギリスの文化を残すオーストラリアでも一般的なgolden syrup。サトウキビから砂糖を精製する時に採れるシロップです。私は蜂蜜やメイプルシロップで代用します。
【 作り方 】
※180℃にオーブンを予熱。
① 大きめのボウルに小麦粉をふるいにかけ、オーツ、砂糖、ココナッツ、塩を加えます。
② 小鍋に水を沸騰させ、バターとシロップを入れます。
③ ②を沸騰させ、ベーキングパウダーを加えます。
④ ③に①を加えてよく混ぜます。
⑤ トレイの上におよそスプーン一杯分づつおき、フォークの背などで平らに広げる。
(一つ一つくっつかないように余地をあける)
⑥ 10~15分、焼き色が付くまで焼く。
⑦ 焼き上がったら、硬くなる前にトレイから剥がします。
(固まってしまうとトレイから剥がすときに割れてしまうため)
初めて作った時、ベーキングパウダーを加えた瞬間(③)にシュワワワァ〜って泡立ってビックリしました。
日持ちするので作り置きしておくのも良いです。
美味しくって食べ過ぎてしまうのがちょっと怖いww
とっても簡単なので是非是非お試しを♫
おまけの英語 Lesson for cooking
tablespoon /大さじ
dessertspoon /中さじ
teaspoon /小さじ
desiccated / 乾燥した
pinch of salt / ひとつまみの塩
preheat the oven to 180℃ /オーブンを180度に予熱する
sift flour / 小麦粉をふるいにかける
bring to the boil / 沸騰させる